トランスフォーメーションタロット「No-mind(無心)」の解説

こんにちは。
性愛のタロット調律師、村上たかのりです。

今回は、OSHOトランスフォーメーションタロットの「No-mind(無心)」について解説します。
なお、こちらのカードは「2024年9月の、財門のテーマは」という問いを立てて引いたカードなので、門鑑定で財門の方も参考にしてくださいね」

ではここから、講話の一部を紹介します。
「究極なるものと言い表せないもの」

9月23日に、仙台市で行われた「タントラ・ブレス瞑想ワークショップ」に参加しました。
そこで私は、これまで気づかなかった新しい感覚に出会いました。
それは自分の中に、「揺るぎない安心感」がもともと備わっていたんだ、という気づきです。
これは私が今まで触れてこなかった、遠い記憶の彼方にありました。

タントラ・ブレス:ワークショップで見つけた「揺るぎない安心感」

いくつかのワークの中で、もっとも印象的だったのは、吐く息に意識を向けるワークでした。
それはパワフルで衝撃的な体験でした。
まず最初に感じたのは、怒りの感情です。
まるで、地底のマグマがこみ上げるような「グウォー」という感覚。
これまで個人セッションなどで向き合ってきた怒りの記憶とは違い、まるで別府温泉の地獄めぐりのように内側から沸き上がるエネルギーを感じました。
そのあとに、誰かが笑い出したように感じ、それにつられたように私も笑い始めました。
自分の中の怒りと笑いがグラデーションになり、だんだんと笑いの感情に乗っ取られていきました。

そして次に現れたのは恐怖です。
トラウマに紐づいた恐怖については、これまでも数えきれないほどの個人カウンセリングを受けてきました。
しかし、今回のワークで新たに気づかされたのは、産まれる前から感じていた恐怖の存在です。
まだ母親の腹の中にいたときから、得体の知れない恐怖や不安や悲しみが、私の中にあったことに気づきました。
この発見が、気づきを深めるための兆しとなりました。

そして、母親の腹の中にいたころの悲しみを感じ切ったあと。
泣き疲れた私は、静かな呼吸を繰り返すうちに、「私の中に揺るぎない安心感がもともとあった」ということに気づきました。
これが今回のワークショップでのクライマックスです。
それはこれまで感じたことのない、不思議に心が安らぐ感覚が広がっていました。
この気づきは私にとって、とても大切な意味を持っています。
ずっと外に求めてきた安心感が、じつは自分の内側にずっと存在していたことに気づいたからです。
静かに浮かぶ小舟のように私は、たゆたう母親の羊水に浮かんでいました。

性愛のタロット調律師たかちゃんのひとこと

この体験は、私自身の感情の記憶を振り返るきっかけになりました。
怒りや恐怖を超えた先にある揺るぎない安心感。
ワークの最中は音楽が響きわたり、参加したメンバーの感情解放の声が、あちらこちらから噴き出ていました。
参加者が全開で感情を解き放っているなかでも、私の安心感の小舟は揺るぎないものでした。

OSHOは「あなたの内なる存在は、内なる空(そら)以外のなにものでもない。」と伝えています。
外の世界に答えを求めることなく、私自身に内なるスペースがあることに気づいたとき、内なる平和が訪れるのだと感じた瞬間でした。

これまで取り組んできた自己探求の試みは、この安心・安全なスペースに浮かぶためにあったんだ、ということに気づいた仙台の旅でした。

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