四国と本州を結ぶ大動脈「瀬戸大橋」
巨大な橋げたのたもとにある、とある島で私は一人、お菓子を焼いていました。
たいして客がくるあても無い。
三年前、
私自身が取り返しのつかない事をしてしまい、恋を失い、途方に暮れた。
過ちと後悔に、自らをさいなみ続けた日々。
絶望のどん底に突き落とされて、何とか自分自身を変えたくて、ヨガと出会い、スピリチュアルを学び、瞑想を通して落ち着いて自分の心の中と向き合うようになりました。
そんなある日のこと。
私はいつものように夕陽が沈む浜辺で、自らを照らし合わせ、これまでの出来事を客観的に見つめ直していました。
茜(あかね)色に染まる波打ち際に、ふと目を落とすと、手のひらほどの魚が佇(たたず)んでいるのが見えました。
ちっぽけな存在で、今にもこの世から消え入りそうな小魚。
漂えど動かず。
どのくらいの時間が過ぎたのだろう。
その移ろいゆく姿に、実は見下ろしているのではなく、見透かされていると思えたその時、自然界の摂理、森羅万象の真理、宇宙の法則の名において、私は“究極のダメ男”だった事に気づいたのです!
相手の女性の気持ちに寄り添おうとしない上から目線な思考、思いやりのない言動、独りよがりな行動。
男女の思考の違いでスレ違いが起きることが分かりました。
全ての“究極のダメ男”代表として謝ります。
ごめんなさい。
全てはこの“気づき”のための必然だったのですね。
今、私は“究極のダメ男”であった経験を活かして、女性のありとあらゆる不満を理解できるように相談を受けています。
カフェやホテルのラウンジ、オカマバーなど公共の空間で
やり切れなさをグラスに吐き出すしかない女性の、男性に対しての苦労話を現在進行形で聞いています。
あなたがどうしても腑に落ちない“究極のダメ男”代表として、笑っちゃうような私の赤裸々な過去を暴露します。
あなたが過去の“究極のダメ男”を私と重ね合わせて、爆笑することで水に流すお手伝いをしています。
それが私の、せめてもの罪滅ぼしなのかもしれません。
唯一の救いがそこにあるならば
私は、
愛されなくても構わない。
ただ、あなたが都合のいい時にいつでもお話できる相手でいさせてください。
見返りを求めず与え続ける事が
“無償の愛”という名の
私の道(tao)であり
私の使命なのです。
「パートナーシップカウンセラー(門認定アドバイザー) 村上孝徳」