たくさんの愛で満たしてもらえる、っていう自分になれればいい

観音寺市有明海岸の夕焼け

「彼が、私のことをどう思っているのか、知りたいんです」

ある女性とヒアリングを始めるやいなや、突然こう告げられた。

ゆっくりと私は、思いつめた表情の彼女の話を聞かせていただいた。

男のことが忘れられない

彼とは、同じ職場で知り合った。

お互いに惹かれあい、自然と肌を重ねるようになったという。

それぞれ既婚ではあったが、彼が単身赴任だったために、割りと会うのには困らなかった。

彼の部屋で、蜜月の日々を過ごす甘い生活。

だが、そんな幸せな時間も長くはつづかない。

転勤が決まり、彼は妻子の待つ故郷へと帰ってしまったのだ。

彼が帰ったあとも、LINEで連絡を取り合ってはいるが、再び向こうから逢いにくることは無かった。

今回も、いぶかるダンナになんとか旅行に出かける口実を作って、逢いたい思いを胸に秘めつつ、彼のいる街まではるばる来てはみたものの。

LINEで「飲み会に出てる」と返事が返ってきたきりで、待ちぼうけを食わされていた。

見知らぬ街で、行くあてもない彼女は、居場所をLINEで知らせると、まんじりともせずに彼からの返事が来るのを待っていたのだという。

疲れがにじみ出た薄い背中。

5年という歳月が、彼女のやり切れなさを物語っていた。

このような女性の相談が、後を絶たない。

複恋門(ふくれんもん)鑑定士アキラのひとこと

アキラ
愛に満たされていないんですね

女性とお話しさせていただいて、つねづね思います。

女性って、究極お金よりも愛を選ぶんですよね。

たとえ独立して仕事をしたい!という思いを強く持っていたとしても、そのあとにパートナーが出来れば、最初の勢いはどこ吹く風。

「え、私、そんなこと言ってましたっけ?」と言わんばかりに、パートナーに、せっせと稼いできてもらう道を選ぶのが女性なのです。

これがお子さんがいる女性の場合、子供が小さいうちはまだいいんですよ。

子供の純粋無垢な愛に満たされて、見返りを求めず、自分のことを振り返る暇もなく過ぎていく日々も、幸せではあったのですが。

そのお子さんもスクスクと成長し、少しずつ親の手を離れ、親といるより友達と遊ぶほうを選ぶようになるにつれ、だんだん心の隙間に入り込む冷たい現実。

満たされない日々が、日常をモノトーンに染めるのに、そうたいして時間はかからなかった。

ほとんどの女性は、いかにたくさんの愛を得るか?いかにたくさんの愛に満たされたいか、という思いに気がついていない

そこそこの暮らしができて、愛と財とぬくもりを感じられれば、ほぼすべての問題が解決するんですよ。

このような女性の方々が、満たされない愛を、いかに潤いと艶やかさを取り戻していくのかということを、セッションを通してお話しているのです。

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