とあるホテルのラウンジで。

一組の男女が、ノートパソコンを挟んでアフタヌーンティーを楽しむ昼下がりの午後。
都会の片隅でありふれた光景である。
ただ、ひとつ違うところは。
最初はどことなくぎこちなくて、ほとんど会話もはずまなかった女性が。
話を終えるころには晴れ晴れとした表情で、にこやかな笑顔を浮かべながら、軽やかな足取りで去っていくところだ。

私の名前は平井明。
複恋門(ふくれんもん)鑑定士という、不倫や浮気、そして離婚などで、絡みあった糸のようにこじれた複雑な恋愛を解きほぐすお手伝いをしている。

古来華僑の叡智「門(もん)」

四千年の悠久の彼方。
暗躍と調略と計略が蠢(うごめ)く中国の宮廷内では。
いつ、どこで、誰に裏切られるか計りしれない。
そんな一寸先は闇の中で、人々の心理、思考、とらわれを分析することは、自らの身を守ることはもちろん、一族の繁栄のためにも不可欠であった。
ときの皇帝の命により体系化された、門外不出の統計学であり自己分析手法。
戦後 日本へ渡り、エルゴノミクスと融合し、現在までひっそりと命脈を保ってきた。

古くはクレオパトラとシーザーの時代から今日まで、恋愛は人類の永遠の謎である。

男女ともに何故、お互いにわだかまりや不満をくすぶらせ続けているのか理解できない。
このような不満や苛立ちを、二度の離婚を経験し、男と女の修羅場の果てを極めつくした私だからこそ知ることができました。
私がこれまでつちかってきた恋愛のノウハウと、古来華僑の自己分析手法である「門」 をからめ合わせたところ、次々と結果を叩きだす女性が続出している。

門協会全体で、約二万人の人々が運命を変えてきたという事実。

いつの時代も、男性は女性を理解できず、女性は男性に対する不満をくすぶらせ続ける。
私も以前は「究極のダメ男」と呼ばれるほど、女性の望んでいることが まったく分かりませんでした。
けれどもある日、たまたま「とある考え方」をインストールしたことによって「男と女の真実」に気がついただけなのです。
今日もまた、自らのとらわれを知った女性たちは。
ひとりひとりが持っている「たった一つの輝き」を磨きつづたのち。
つぎつぎと意中の男性を、未練でがんじがらめに縛りつけることに成功している。

しかし何故、この成功法則が巷で噂にならないのかと、不思議に思う方もいるだろう。

それは、成功している女性たちは皆、自らの成功の秘訣を誰にも打ち明けたがらないのには理由(ワケ)があるからだ。
手のひらを返せば、セレブと呼ばれる富裕層の女性たちは、そのことを本能的に知っている。
「秘すれば花」
他人に幸せをひけらかした途端に、やっとの思いでつかんだ幸せが、手のひらからこぼれ落ちてしまうことを。
つねづね私はお伝えしている。
すべての人が幸せになるなどありえない。
幸せの数だけ不幸せが存在し、真実を隠し通したものだけが本当の愛を味わい続けることができる。
あなたをどちらを選びますか。

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この記事を書いた人

村上 孝徳

門認定アドバイザー 有限会社 鳥彰勤務
24歳で実家である鶏肉店を継ぐために帰省。
その後、2度の離婚を繰り返し、何度か女性とおつき合いを繰り返したが、すべて上手くいかなかった。
摂食障害になり、今後の生き方を見直そうと決意する。
パートナーシップについて向き合ううちに、女性心理について探求していく中で、古来中国の叡智である「門(もん)」に出会う。
その後も心について学ぶ中で、満たされている自分を実感。
現在は、鶏肉店を経営しながら、門認定アドバイザーとして活躍中。
生き辛さを抱えたお母さんの気持ちに寄り添い、ホッとする安心感と自分軸を取り戻すヒントをお伝えしています。

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